学力向上進学重点校 説明会の寄り道【序章】×いたち川の主

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学力向上進学重点校 説明会の寄り道【序章】×いたち川の主

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2018/10/13 学力向上進学重点校 説明会の寄り道【序章】×いたち川の主

県教育委員会主催です。

横浜市・本郷台へ行ってまいりました。

 

 

しかしまあニュータウンの街並みはすごいな。

様々な企業が土地開発を自由に行った結果、スプロール化してしまった雑多な街並みではない。

街路樹が計画的に植えられ、電線は地中に隠し、歩道は広く、商業施設も一点にまとまっている。

ここは住みやすそうだと直感した。

 

 

歩いていると五感で秋の到来を感じることができた。鼻をつく銀杏のにおい、セーターを着ている高校生、冷たく乾いた風。

会場までの途中、県下有数の進学校である柏陽高校が目に入った。屋上から垂れている横断幕にはでかでかと「授業力の柏陽」とかなんとか書いてあった。

 

その横を通り過ぎると、整備された川沿いの並木道が見える。

「いたち川」というらしい。驚くほど水が透き通っている。こんな下流の川の水が、どうして、と思うくらいきれいだった。もしからしたら上流が近いのかもしれない。それに、水質を維持するために努力しているひとたちがいるんだろうな、きっと。

そんな川が柏陽高校の周りをぐるりと囲んでた。

 

 

そんなことを考えながらぼーっと歩いていると、一匹のねこに出会った。なんのために作られたのかイマイチ見当がつかない公共施設(?)の真ん中にそのねこは鎮座していた。下の画像がそのねこだ。

 

 

img_7269

 

なんとまあまるまるとしてふてぶてしい感じ。近づいても逃げない。

どこか一点を見つめていて、僕が近づいてもその視線を外さない。

もしかしたら、いたち川の精霊とか守護神の類なのだろうか。そういえば千と千尋の神隠しのコハク川の主(ぬし)は龍の姿に変えて千を助けたじゃないか。まだ時間もあるし、ちょっとそのあたりを聞いてみよう。

 

 

「やあ、こんにちは、今日はすっかり秋の様相ですね。ほら、銀杏の葉が落ちてるし、においもきつい」

いきなり「あなたは川の主(ぬし)か?」と言われたら驚くだろうから世間話でアイスブレークを試みた。35数年間も生きてるとそれくらいの処世術は身に着くものだ。

 

「ところであなたはそんなところで何をしているんですか?」

 

すると、軽快に彼は口を開きはじめた。

「わしか?わしはいたち川の主だからここにいるだけじゃ。何をしているということもないのだよ」

「わたしの心が読めるのですね、さすがです」

「まあな。しかしお前の心は読みやすかったぞ。もう少し心を閉じたらどうだい?」

「そうなんですか。しかしそういうことは学校で習わなかったもので、すみません。どうやって心を閉じるんですか?」

「そんなことは知らんがな。川の主が何でも知っているわけではない。AMAZONとかでハウツー本を探せばよかろう。『心の閉じ方』で検索してみるがよろしい」

 

何を言っていいのかわからなくて僕は少し黙ってしまった。

いたち川のせせらぎの音がふたりの間の沈黙を埋めてくれた。

 

「では、あなたが知っていることを教えてください」

「かつおぶしをくれるなら教えてやろう」

僕は財布の中からなけなしのかつおぶしを取り出し、主に差し出した。

主は「すまんのう」とひとこといってからかつおぶしをむしゃむしゃと食べた。

そのあとで幸せそうな顔で大きなげっぷをした。

「まあ上質なかつをぶしとはいえないが礼を言おう」

僕はちょっとむっとしたが、顔に出さないように気を付けた。

が、そんな努力は主の前では無力だった。

 

 

「おっと、すまんすまん、気に障ったか?失礼だったな。おまえはおまえなりに誠意をつくしたんだ。わしも妙なことを言うべきではなかった」

「僕の心を読まないでくれませんか?」

「お前が閉じる努力をするべきじゃよ」

 

(つづく)

 

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